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2023-11-12 00:15:41 +03:00
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{
"name": "蒼天清風の翼",
"description": "風の翼のデザイン。モンドの認可と褒賞を得てもらった贈り物。",
"rarity": "4",
"story": "「風があればいいのにな。」\n果てのない荒野を跋渉する旅人がこう嘆いた。\n大気の子供が高天に居住している。そのうちの一吹きの風が旅人の嘆きを聞こえた。あの人に清風をもたらしていいのかを自分に問いかけた。\n「良いよ。でもあなたは東の海岸から出発しなければならないのだ。山と谷を越え、小川と河川の砂辺に沿い、渡りに渡って、彼のそばに着くのだ。」\n\nそして一吹きの風が海岸線から出発し、自らの旅を始めた。\n蒲公英の種は旅をしたいから、風がついでに種たちを遠くへ運んであげた。\n殻を破った鳥の雛が飛びたいから、風が彼らの羽根を持ち上げた。\n年寄りが小麦の製粉ができないから、風が一旦止まり、製粉風車を回した。\n人を助け大地を愛撫した風が、なんと変化し始めて人の形態になった。\n故に、旅の終点であの旅人と再会した時、\n彼はもう、旅人が祈った風でなくなった。\n\n「風があればいいのにな。」\n彼はあの旅人と、大地を跨ぐ旅を続ける…\n\n——「西風教会のこの聖徒の物語は結構可愛いと思いますね。とにかくその趣旨は人々を助ける精神を持つことです。あなたの善良と優しさを認めます、故にこの風の翼を贈ります。」",
"sortorder": 140004,
"source": [
"モンドでの評判が一定Lvに到達すると獲得"
]
}

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{
"name": "見守りの翼",
"description": "風の翼のデザイン。あなたと共に飛べるように。",
"rarity": "4",
"story": "すべての翼に飛ぶ機会があるわけではない。\nこの世にはたくさんの飛べない雛がいる、\nもちろんクオリティテストで不合格になった風の翼もある——\n\n…あなたの表情から、彼女はあなたの悩みごとに気が付いた。\n「——風の翼のテストで、傷を負った人はいないよ。」\n彼女は続いて説明した。傷を負ったのはイシシかヒルチャールの方だよ。\nあなたが空を飛べるように協力した小さい命に対して、同情する気持ちになったが…\n彼女の言葉はあなたを少し安心させた。\n\n彼女は話した。\n「風の翼が滑翔できるのは、ほぼ風神様の祝福のおかげ。」\n「もちろん、今まで頑張った人たちの知恵も含まれているよ。」\n\n彼女は自分が「風の印」を集めている理由を説明しなかった。\n冒険者の血と商人の心が同じ体に共存しているからかもしれない、\n彼女はペラペラと、探検者精神に溢れる者の話しをした。\nその話によれば、数千年も前から滑翔設備を研究する探検者がいたらしい…\n\nあなたは善意に咳払いをした。すると彼女は少し気まずそうに、続けてその特別な風の翼を説明した。\nちょっと変わっただけで、風の祝福を受けていないと疑われた。\nちょっと職人に勇気があるだけで、このきれいな作品と一緒に批難された。\nこの子にこれだけのつらい思いをさせて、ひどすぎる…\n\nだけどあなたは勇敢な人だ。世間の視線に囚われない人だ。あなたならば、きっと上手くやっていける。\n——彼女は特別な風の翼を君に渡した。\n「もちろん飛べるさ、あんたを連れて高く飛べる。しかし前提があるの。あんたがこの子を信じて、この子を信じる自分を信じることね。」",
"sortorder": 140002,
"source": [
"リリース報酬"
]
}

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{
"name": "雪隠れの翼",
"description": "風の翼のデザイン。かつて空を高く舞っていた猛禽が残した宝。",
"rarity": "4",
"story": "我らは必ず戻ってくる。\nすでに枯木は新しい枝を咲かせ、困難に立ち向かう準備をしている。\n\n梟は鷹に忠告した。\n\nしかし大地を見下ろし、空を支配する鷹は絶対的な自信を持っている。\n自分たちが支配するこの空の下で、一体何に怯えればいいのか\n鷹たちは梟の忠告を無視し、彼らを嘲笑った。\n闇夜にコソコソ捕食する鳥は、臆病で哀れだと。\n\nそれから、鋭釘のように凍った霜雪が、国を覆う樹を粉砕した。\nそして、洪水のごとく埋もれた大陸は、鳥がとまる枝さえなくなった。\n鷹ですら、雀と同じように地に落ちた。\n\nこの出来事は、風の国の鳥たちにあることを教えた——\n自由の空でさえも、凍える風によって白く染められ、黒に塗られる。\n白日は完全に隠され、星と月の明かりもない。\n\n雛たちは巣に縮こまり、最期の時を待った。\nしかし光が失われた今、闇に輝く梟は夜の支配者となった…\n\nそれから時が過ぎ…\nだれがくれたか分からない獲物を頼って、鷹は無事に大きく育った。\nまだ氷雪に覆われていたが、空は少しずつ晴れ、大地にも命が芽生え始めた。\n\nしかし、一体だれが助けてくれたのか。雛たちは知らない。\n宝石のように美しい龍と同じように、闇夜に輝く梟の瞳も忘れ去られる。\n鮮血に染まってはいたが、鳥たちが立つ枝も生えていた…\n\n直接的なつながりはないが、闇を守ったはぐれ者の赤い鷹は夜梟の名を背負った。\n\n静寂の夜、彼らの鳴き声に込められているのは——\n我らは必ず戻ってくる。\nすでに枯木は新しい枝を咲かせ、困難に立ち向かう準備をしている。\n\n今、この翼で、一緒に見届けよう。",
"sortorder": 140006,
"source": [
"冬忍びの樹奉納が一定Lv到達で獲得"
]
}

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{
"name": "降臨の翼",
"description": "以下のプラットフォームでのみ有効です。\n\"PlayStation Network\"\n風の翼のデザイン。これでまた太陽と月の間を駆けることができる。",
"rarity": "4",
"story": "これはあなたが特殊な方法でこの世界にたどり着いた証。\nこれは月日と星々を駆ける者にしか、羽織ることができない紋章。\n\n「これからの旅は危ないかもしれない、」\nあの人があなたに言った。\n「この布が君を守れるとは思えないけど…」\n\n確かに——\n遥か天の彼方へ渡る旅で、すれ違った星は生まれ滅びを繰り返し、\n追い払われた闇も再び光を呑み込んだ。\n布一枚では灼熱と極寒も、呪いと悪念も防げない。\nけれどたまにテイワットの夜を経験したら、布を身にかぶるのが何よりも役立っていることが分かる。\n\n「だけど一つ、若しくは二つの世界からの敵意を受ける時、」\n昔あなたに優しく接した人の姿がうまく思い出せない。あなたは頑張って思い出して見たけど、\n「果てのない暗黒を、或いは宇宙を呑み込む光を前にして…」\nでも、それはもう以前の世界の事情であった。\n\n今のあなたは野宿をしなくて済む。\n城内のベッドは柔らかくて心地良い。野宿をしても、草の手触りは雲のようで、生命の香りが漂いた。\nそこで、女の子から風の翼をもらった瞬間、あなたの頭にそれの新しい使い方が浮かんできた。\n\n今もう一度、月日と星々を駆けることができる。",
"sortorder": 140003,
"source": [
"\"PlayStation Network\"の ユーザー特典ボーナス"
]
}

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@@ -0,0 +1,11 @@
{
"name": "饗宴の翼",
"description": "宴会や普段の夕食を記念する風の翼。いつもの夕食の手軽さで、宴会と同じ楽しみを。",
"rarity": "4",
"story": "これは異世界からここへと漂流してきた物、世界で最後の饗宴と、週末の到来を象徴している。\n\nその世界のその時代、大地を支配しているのは龍だ。\nだが物語のような空を飛ぶ龍ではなく、大きなトカゲと鳥の間の形をする。\n\n海には巨大な魚龍がいて、大きな翼を持つ龍が空を飛んでいた。クレーにとっては想像できないかもしれないが、当時の世界はそういう感じだった。\n彼らは強いゆえ、他の全ての生き物を軽蔑した。\nその世界では、彼らは王だった。\n\nその後、その世界には人類が現れた。\n人類はどのように現れたかは誰にも分らない、隕石と共に落ちてきたのかもしれない。人類には不思議なな習慣がある、それが——「日曜日のディナー」。\nその日が来るまでそれ程かからなかった。宴会の始まりだ。\n龍のもも肉と龍の手羽肉は小麦粉で包まれ、人類が作り出した煉獄で烈火の炎を苦しんだ。\n彼らは人類の食料と変わった。話によると、龍の肉はとても美味しい、人は思わず指をしゃぶり出す。\n本来は毎週の日曜日だけのごちそうは、結局お肉が美味しすぎたゆえ、毎日の開催となった。\n「素晴らしい」\n「日曜日のディナーを週7で頂く」\n人類はそう宣言した。\nこうして、「龍」の時代は終わった。\n\nこの風の翼はあの大絶滅事件の記念だ。本来はこのような色ではなく、青と白だった。\nクレーの母親は風の翼を家族の色に変え、これが今の姿だ。彼女は少しの間家に帰り、この風の翼を残して再び出発した。\n「お母さんは忙しくなってきたの。ここ数年、テイワットの辺境はますます脆弱になったからね。」",
"sortorder": 140007,
"ishidden": true,
"source": [
"コラボイベントで獲得"
]
}

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{
"name": "始まりの翼",
"description": "風の翼のデザイン。偵察騎士の熱い期待に満ちている。",
"rarity": "4",
"story": "偵察騎士に新米が入隊するのはずいぶん昔のことであった。\n素質がある後輩が入ってきたらこの風の翼を直接渡そうと、アンバーは思っていた。\nしかし何年が経っても、その日がくることはなかった。\n\n偵察騎士は風の翼の使用率が高い職業である。何年もかからないうちに消耗する。\nそれに、アンバーの行動スタイルは結構「翼を消費する」、彼女に消耗された風の翼は少なくとも十着以上ある。\nけれど、彼女は一度もこの「特別な」風の翼を使おうとしなかった。\n\nなぜだか、その日は特別にいい気分だった。\n久々に、アンバーはこのほとんど新品の風の翼を持って家を出た。\nその日に郊外の討伐任務があったはずなのに。\nその数日間風災が多発して、滑翔が極危険になっているはずなのに。\n\nそれからは…\nどうしてかその金髪の異邦人を信じることになった。\nどうしてかそいつに素質があると判断した。\nあの人ならば、もしかして…\n\n「それで、お礼っていうのはね——」",
"sortorder": 140001,
"source": [
"モンドの魔神任務「自由の都」をクリアすると獲得"
]
}

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@@ -0,0 +1,10 @@
{
"name": "金琮天行の翼",
"description": "風の翼のデザイン。璃月の認可と褒賞を得てもらった贈り物。",
"rarity": "4",
"story": "「岩間や雲の深処に、秀逸な人と風流人がたくさんいる。裁虹と剪雪は名利を求めず、悪を制裁したり談笑したりする。」\n——これが今から話す物語の始まりだ。\n周知の通り、璃月の大地は名の通り、山、森、郊外、岩間や雲に仙道の侠客の跡が見つかる。彼らは七星の手が届かないところで任侠している。裁虹と剪雪、この二人の無名侠客のことは以前話した。今から話す内容、もう一人の侠客の話だ。\n\nこの侠客は東から風に乗ってくる者だったらしい。\n彼は岩王から陰陽虎符を授かり、この金琮天行の翼を作り、そして璃月の大地で命令に従い人助けを始めた。\nあの血飲みの邪悪な螭があちこちで災いを引き起こしたから、侠客は奥蔵山と同じぐらいの大きさの拳で、邪悪な螭を土の下まで叩き込んだ。\n孤雲の邪悪な妖魔との戦闘で仙人たちが力尽きそうになった。助けに行った侠客は剣を振り回し、一瞬で妖魔の群れを一掃した。\nまたあるファデュイの御曹司が公の場で岩王を侮辱し七星を見下したと聞いた侠客は宴会であの御曹司をボコボコにした。結局あの御曹司が岩王と七星に土下座した後、宴会の場を去った…\n\n確かにこの風の翼は華やかだし、璃月のみんなに褒められて、こんな綺麗なプレゼントをもらって嬉しい。\nでも、講談といった形の説明書に侠客伝記の内容とは、ある意味で自分の期待を超えている…",
"sortorder": 140005,
"source": [
"璃月での評判が一定Lvに到達すると獲得"
]
}

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{
"name": "慈水怒濤の翼",
"description": "風の翼のデザイン。フォンテーヌの認可と褒賞を得てもらった贈り物。",
"rarity": "4",
"story": "伝説では、原初の海の成分は血液に似ていて、生命は最古の海水に浸ると一つに溶け合ったと言われている。陸と空に足を踏み入れるべく、生命は血管を進化させ、そうすることで原初の海を体内に留めようとした。そして原初の海すなわち血の海を支配した心臓こそが、原初の水の龍である。心臓の鼓動が聞こえるたび、あらゆる生き物が繰り返し立ち上がり、そして跪くという。\n——もちろん、これらは水のヴィシャップが言い伝える物語に過ぎず、信じるに値しない。他のヴィシャップの物語はまったく異なる内容かもしれない。一方、純水精霊の間ではこのような後日譚が伝えられている。\n\n元々の心臓が取り除かれた後、天空の島の使者であり、聖霊を創造する使命を背負った統率者は、原初の海に別の心臓を創り出した。龍の如き気高さがありながら見た目は龍にあらず、神の如き威厳を纏いながら神聖な使命を持たない。君主の手で創られたが、素材と性質はこの世界に由来し、外来する要素は一つもない。\n彼女は胎海に滴る涙の一滴である。交流と理解を追求し、それ故に涙を流す。まさにその慈悲の心のせいで、純水の生命が軽々しく口にはできないような原罪を犯す。\n\nさらにその後の物語については人間が言い伝えるとおりだ。とは言っても研究者たちの間だけだが。\n偉大なるレムスがフォンテーヌにやってくると、彼の幻視の中には偉大なる永遠の都、レムリアがあった。彼は人々に教えを説き、ついには自身の夢の一部に手を触れる。続いて告げられたのは予言者による、悪意のない、しかしこの上なく恐ろしい宣告だった。輝かしい楽章にはいずれ終わりが訪れ、レムリアは滅亡するであろう、と。\n「英雄が故郷に帰る時、死ぬのでなければ必ずや暴君となる」とはよく言われる。レムリアが運命から逃れるために施した正義は、あまりの甚だしさについには暴政へと転じた。そして暴政は民衆たちによる怒涛の反乱を招く。偉大なるレムス、愚かなるレムス、思慮深きレムス、孤独なるレムス、そのどれもが姿を消した。\n\n…\n\n人々は後ろめたさから審判を渇望し、渇望ゆえに喜捨を望んだ——人は常に神の存在を求めるのだ。こうして胎海の心臓、慈心のエゲリアは原初のかの人物のピースを授かり、魔神の格および遅れて与えられた神聖な使命を抱くことになる。果たして人々の願いは天に届いたと言ってよいものか、それとも新たな陰謀の幕開けと言うべきか。\n\nこれはお前以外に誰も知り得ない物語だ。目が覚めた時、この翼はこれらの物語と共に枕元に現れるだろう。あらゆる種族に証拠を求め、彼らの間で伝わる物語の真偽を確かめることはできる。だが誰もお前を信じはしない。なぜならこの風の翼が、物語と共に何も無いところから現れることなどあり得ないからだ。",
"sortorder": 140012,
"source": [
"フォンテーヌでの評判が一定Lvに到達すると獲得"
]
}

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@@ -0,0 +1,9 @@
{
"name": "銀河燦爛の翼",
"description": "風の翼のデザイン。星海に響く合奏を見届けた者への贈物。",
"rarity": "4",
"story": "「ある詩人の知り合いがいてね。あっ、ボクのことじゃないよ…」\nその緑色の人物はリンゴを一口かじり、話し始めた。\n\nボクには詩人の知り合いがいる。彼は戦争の炎が鎮まったばかりの時代を生きていた。あまりにも多くの、諍いや別れを経験した。\n彼はあのような時代に、天空に向かって歌い、頑なな岩石に向かって演奏し、波立つ海に向かって詩を詠んで、そして星空に向かって演じた。\nなぜなら彼は、誰かが世界の傷を癒さなければならないと知っていたから。そのためには、誰かが話し合いの方法を見つけなければならないと考えていたんだ。\nもしも大空が、岩石が、海が、星空が応えてくれたら、きっと音楽は万物に通じるだろう。\n最初、空からは何の返事ももらえず、鳥の影が彼の顔を横切るだけだった。岩石も反応を示さず、水が滴るのみ。海も同様、塩を含んだ風が嵐の予兆を伝えるだけだった。\nそして星空も、答えてはくれない。\nしかし、詩人は知っていた。この星空が答えてくれることなど何もないと。\n\nそれでも詩人は諦めなかった。それは心に信念を持っていたからではない、彼の本質がそうであったから。\nその後、海が反応を示した。高い崖の上には望風の見張り台が設置され、当番のシスターたちは彼の演奏を拍手で讃えた。\nそして、岩石も彼に応えた。岩石は手巾で顔を拭くと、こう言った。「お前の演奏は、確かにこの大陸で他に類を見ないものだ。しかし、もう一度酔っぱらって俺の頭に酒をかけてみろ。我慢できる保証はない。」\nそれから、空も彼に応えてくれた。ある日、頭上を飛ぶ鳥の影が、太陽そのものを隠した。詩人が頭を上げると、美しい龍が目の前に降り立ったんだ。\n\n「いつか星海を感動させたいな。それができたら、流星群だって喚べるかもね。あっ、そうだ。この風の翼は、星海からの返事だよ。君と同じように、空から降ってきたんだ。」\n緑の服を着た詩人は、リンゴの芯で空を指した。\n「その詩人はボクじゃないけど、この風の翼は空から降ってきたもの。どっちを信じるかは君次第だよ、えへっ。」",
"sortorder": 140009,
"ishidden": true,
"source": []
}

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{
"name": "樹花爛漫の翼",
"description": "風の翼のデザイン。スメールの認可と褒賞を得てもらった贈り物。",
"rarity": "4",
"story": "かつてのスメールは夢が少ないから、人々はとある迷信を抱えている——睡眠中に心の相が形成すれば、それは草神の啓示や悟りであると信じている。その裏には、深遠で神秘的な事実があるに違いない。このような伝統があるからこそ、「アーカーシャ」が生まれたと言われるかもしれない。\nかつてのマスターフィルナスは——今教令院にいる大先生のほうではない——夢が多くてそれを記録することに長けていると自称した。そのため、彼は詩人や白昼夢の患者としての身分は、自分の学者や発明家としてさらに有名である。何せ、スメールは夢が少ないから、もしそれが本当だったら、それも毎日クラクサナリデビの前にひれ伏す選ばれし列聖だろう。彼の才能を嫉妬する者にとって、白昼夢が夢でないことを幸いに思う他ならないだろう。\n\n噂によると、彼は遠国の風の翼を見たことがある。器物としての運行原理は全く常識から外れたものと言える。もし風神の加護が風翼の一枚一枚に散りばめられていなければ、鷹がこのアイテムを付けても、空高く転落し、地上の亀甲を打ち砕くことになるだけである。\nこうして、マスターフィルナスは——もう一度言わせてくれ、この人は教令院の大先生のフィルナスではない——風神の加護のこもってない風の翼を作ることに決心した。\n\nそして数日苦労をして、ある日がようやく眠気に負けて寝てしまった。噂によると、彼は夢で草神に出会ったという。\n生霊の守護者がマスターフィルナスの悩みを聞いた後、笑いながら物語を語った——\n\n内容は人間の姿に化けた風と話せる石、あと…雷元素の木に関するもの。彼らは世の構成について議論していて、誰もが自分のほうこそ基本元素の一つだと思っている。石がこう言った——「俺は万物を支えている。」皆が頷いた。木がこう言った——「人間の脳の思考が瞬間的であるのは、雷のおかげだ。」皆が迷った、間違ったとは言えないがあってもない。次は風の番だ、彼はある物語を言った——\n\n異世界の伝説によると、高天は沢山の大気の子供を持っている。彼らは全部、風の精霊である。他の精霊は山や岩を切り裂き、または竜巻を呼び起こして雲や水を運搬できる無類の力を持っている。しかし、一番幼い子は、命の息吹が弱いということで人々から軽視されてしまった。そのため、彼は身を隠していた。人間から授粉されていない風媒花は痛みを覚えた。そして、最も大胆な蒲公英は生命の息吹を見つけた。蒲公英を褒賞するために、風媒花はある物語を言った——\n\n昔々、遠い国に太陽のように輝き、力強く美しい女王が住んでいた。しかし、彼女の弟は御曹司で放浪騎士であり…中略…彼女を褒賞するために、女王はある物語を言った——\n\n…\n\nその夜の後、マスターフィルナスが風の翼を作って、風神に加護を授けるようお願いした。最後の結果はとっくに発明された風の翼と一致しているが、教令院によってただの偶発と判定されてしまった。\n話によると、マスターが起きてから最初に口にした言葉は——「分かったぞ答えはすぐ周りにある。」\nだが、本当の言葉は——「勘弁してくれ、分かったぞ答えはすぐ周りにある。神の恩恵も世界のルール。これ以上口にしないでくれ。」\n\nこの物語から学んだこと——この世の真理を極める行為は尊重されるべきだが、空想的な夢に現実的な要素を求めない方が良いのである。\nどう、このマスターフィルナスの風の翼を受け取るのか",
"sortorder": 140010,
"source": [
"スメールでの評判が一定Lvに到達すると獲得"
]
}

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@@ -0,0 +1,11 @@
{
"name": "星宴の翼",
"description": "風の翼のデザイン。はるか遠い世界の祭典を見届けた者への贈り物。",
"rarity": "4",
"story": "「それでは、このたびお届けした不思議な道具は、こちら——」\n\n使者は言いつけに従い、アルカサルザライパレスの主に新しい発明品の由来を紹介しようとしたが、相手の注意は別のものに引かれていた。\n\n「——あっ、違いますそちらは私のお昼ご飯です。不思議な道具とは、その横にある風の翼です。風の翼」\n「ですが…よくよく考えてみますと、この物語と食べ物は、関係がないとは言い切れないかもしれませんね…」\n「と、とにかく、アリスさん曰く、この風の翼はテイワットのものではなく、遥か遠い場所からここに流されてきたもので…」\n\nあの遥か遠い場所で、ある人がこう言った——\n「宴のない生活など、まるで宿屋のない長旅だ。」\n美味しい食べ物、穏やかな音楽、楽しげな雰囲気、心地よい時間。そして何より大事なのは、みんなで共に作った思い出である。\n完璧な宴を催し、美しい思い出を作ったのだから、同じように美しく、相応しい記念が必要というものだろう。\nしかし、ただ気持ちを紙に書き留めるだけでは、いささかちっぽけに見えてしまうかもしれない。\nなぜなら、たったの数ページや、二言三言では、すべての想いを書き切れないのだから。\n最終的に、みんなは知恵を絞り、絶妙なアイデアを思い付いた。\n「宴が終わる頃、私たちは見上げ、きらめく満天の星々を見た。星の光に、今この瞬間の願いを託そう」\nなぜなら、想いとは元より形のない光。思い出だけが、その想いを唯一無二の形へと作り変える。\nみんなの思い出を一つに束ねれば、想いは輝く星々となって、果てしない夜空へと広がっていくだろう。\n\n「飛んでいけ。飛んでいけ。今この瞬間の希望と願い、歌と宴を想いに乗せて、必ず星々の彼方へ、夢見る明日へと届けよう——」\n\n夜空を眺める時、空を切り裂く流れ星が見えたなら、それは遥か遠い世界から来た、誰かのささやかな願いかもしれない。\n子供たちが信じているように、目を閉じ、流れ星に願い事をすれば、きっと素敵な夢を見られるだろう。\nもしかすると、今あなたのした願い事も、遠くにいる見知らぬ誰かにとっての、願いを叶える輝かしい流れ星になるかもしれない。\n\nこの風の翼こそが、最初に空を超えた数多の願いの中で、最も強かったものなのだ。\nいつでも、どこにいても、幾千万の星の海を越えてさえ、変わらず誰かと共に飛ぶことを望んでいる。\n\n「ですから、アリスさんもこの子の願いに応えて、今の形にしてあげたそうです。」\n\n「——なんてこと、お客さまにお聞かせするわけにはまいりませんわ宴の時、空から落っこちてきたことにしておきましょ」\nそう言いつつも、名高いサングマハベイ様はこの風の翼をあなたに渡す時、律儀にも仕入先から聞いた物語をそのまま教えてくれたのだった。",
"sortorder": 140011,
"ishidden": true,
"source": [
"コラボイベントで獲得"
]
}

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@@ -0,0 +1,10 @@
{
"name": "雷騰雲奔の翼",
"description": "風の翼のデザイン。稲妻の認可と褒賞を得てもらった贈り物。",
"rarity": "4",
"story": "「天狗って言うのはね、歴史の長い影向の天狗一族以外に、身のこなしの素早い人間や、神出鬼没な人間を指すこともあるのよ。ほら、天狗にも翼があるじゃない」\n本当だろうか。\n\n「『天狗』と呼ばれるには、まず空中で自在に飛べないと。君は稲妻のいたるところで風に乗って、屋根を走り、壁を登っていたわよね。その身軽さは、カラスやハヤブサにも負けないと思うの」\n「その昔、稲妻にも天狗に憧れ、天狗の真似をする『天狗党』がいたのよ。天守閣の屋根の上や、高い杉の上、鳥居の上から、下にいる民衆や役人に対して高笑いして、さらに稲妻中を震わせた『天守閣下天狗落書き』を御苑に残したそうなの。不敬極まりないわ」\n「自由すぎる人たちだったの。その後、その人たちは本物の天狗に捕まって、こっぴどく叱られたらしいわ」\n「ああ、でも、君はちゃんと公序良俗を、法を守る人よね。この伝説を気にする必要はないと思うわ」\nよく風の翼を広げて町を俯瞰したり、石垣や高い壁を登ったりしていたが、余計なことは言わないでおこう。\n\n「それから、剣術に長けた剣客を天狗と呼ぶ時もあるそうなの。鳴神直伝の流派と、伝説になった『霧切』と『明鏡止水流』、まだ伝承されている『岩蔵流』などがあるわ。岩蔵剣術には門外不出の秘剣『天狗抄』があるの。剣筋が読めない、とてつもなく速い影向天狗にも勝てる剣術らしいわ。君の腕と戦果は、言うまでもないわよね」\n「最後にね、天狗は風や雷を操る術を持っているの。影向の天狗に代々伝わる宝器の中には、『風雷の扇』というものがあるらしいわ。表は風を呼び、裏は雷を呼ぶ。君は風元素も雷元素も操れて、まさに天狗と称されるに相応しい人物ねちなみに、風雷の扇子はただの目くらましみたいよ。風を呼べる天狗と雷を呼べる天狗は、バレないように、良くつるんで出かけるんだって」\n隣にいる裟羅のほうが気まずそうだ。\n\n「君の稲妻への貢献を讃えて、この風の翼を贈るわ」\nもしかして、天狗の翼もこうやって……\n疑いの眼差しに気付いた裟羅は、すかさず答えた。\n「違うに決まっているだろう」",
"sortorder": 140008,
"source": [
"稲妻での評判が一定Lvに到達すると獲得"
]
}

View File

@@ -0,0 +1,9 @@
{
"name": "須臾の夢の翼",
"description": "風の翼のデザイン。曲が鳴って昔の夢に入り込むことができたとき、意識が朦朧としている須臾の間に獲得したもの。",
"rarity": "4",
"story": "これは『かげろうの夢の羽』という弦楽曲に纏わる小さな物語だ。\n優美な名曲とまではいかないが、メロディが感動的で一時期は広く親しまれていた。\nだが流行というのは一瞬で、新しい曲が世に出れば過去の曲を聞く人は徐々にいなくなる。\nさらに時が経つと、曲を書いた人の名を知る人もいなくなる。\n人は皆こう言う。あの人の才能は憂曇華の花のように儚かった。現れてはすぐ消える数多くの歌手たちと同じように、と。\n\n「才能は憂曇華の花のように儚かった。現れてはすぐ消える数多くの歌い手たちと同じように…」\n街の人々からの評価を話しながら、彼女は縁側に腰かける姉を見ていた。\n姉は彼女に背を向けて琴を斜めに持ち、慣れた手つきで弦を弾いた。\n「世間はこうも言いました。一生の短いかげろうが、尚も夢に浸ろうとするなんて、だらしがないにもほどがある、と。」\n記憶にある姉は始終彼女に背を向けたままで、引用された言葉にも反応せず、ただただあの徐々に忘れ去られたメロディーを奏で続けていた。\n作曲者は自分の作った曲を愛するものなのだ。\nしかしその後、姉もそういう余暇を過ごすことが減り、やがて…姉の弾くその曲を聞く機会は永遠に失われた。\nとはいえ姉に比べて彼女自身は音楽に疎く、次第にそんな出来事さえも忘れていった。\n\n次に曲を聞いたのは、一人で旅に出て、酒場の庇で雨宿りをした時のことだった。\n目の見えない琴師が店主に酒をせびろうと、その曲を弾いたのだ。老人の腕前は上等とまではいかなかったが、十分に聞けた。\n曲を弾き終えて一杯の酒を腹に入れ、ほろ酔いの琴師は、この曲は元々最も高貴なお人が作ったものだ、決して嘘ではないと言った。\nだが、さすらいの旅芸人がホラを吹くのはよくあること。信じる者はどれだけいただろうか。\nその場がどっと笑いに包まれる中、彼女だけが突然に記憶の中へ引き込まれた。\n午後の日が明々と差す庭で、池を波立たせたあたたかい風。わずかに揺らめく木陰。手慣れた指が奏でる弦の響き…\nそして最後に見てからもう随分と経った、琴を抱え縁側に座る人影を。\n今まさに——今まさに振り返ろうと…\n\nかげろうで何が悪い万物は一瞬にして生まれ、滅びる。朝の白露が夜には塵になるとしても、情熱的な夢を抱くことはできる。\n憂曇華の花の何が悪い一晩で咲いて散るその姿は、目にした者の心に一生忘れられない景色を残す。\nならば思い出、思い出とは。\nそれはまさに、かつて風のように過ぎ去った日々を一瞬の恍惚の中で呼び戻すことではないのか\n\n「…この風の翼は、社奉行が骨董品を整理している時に埃の被る琴のそばで見つけたそうです。私にはあまり使い道がないから、あなたにあげましょう。」\n女性がそう言った時、その手には既に綺麗に塗り直された琴があったが、楽器を持つ姿勢があまりに不慣れな様子だった。\n期待の眼差しに気づいた彼女は軽く肩を落としてこう言った。\n「先に言っておきますが、私の琴の腕前は武芸のそれとは程遠いですよ。」\n昔のことを思い出し、彼女は唯一覚えたその曲を演奏する。",
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